同紙がメディアグループ「NewsNation」などが行った世論調査をもとに伝えたところによると、回答者の49パーセントは次期大統領選で民主党候補がバイデン氏、共和党候補がトランプ氏になった場合、別の党や無所属の候補への投票を考えていると答えた。
第三勢力のどの人に投票したいかという質問では、2020年大統領選の民主党予備選挙でバイデン氏に敗れたバーニー・サンダース上院議員(現在は無所属)がトップで21パーセント、共和党内の反トランプ派として知られるリズ・チェイニー元下院議員が10パーセント、民主党に所属するものの共和党寄りのジョー・マンチン上院議員が7パーセントなどとなっている。
米国では1852年以降、大統領選で共和党か民主党いずれかの候補が勝利している。議会でも1856年以降、第一党は二大政党のいずれかが多数を占めている。だが、あまり知られていないものの、米国には40以上の少数政党が存在する。
2024年大統領選挙をめぐってはこれまでに、トランプ氏、バイデン氏ともに立候補を表明。このほか、フロリダ州のロン・デサンティス知事が共和党で、ジョン・F・ケネディ第35代大統領の甥のロバート・ケネディ・ジュニア氏が民主党で立候補を表明するなどしている。
今後、各党の予備選挙を経て候補が一本化される。本選は事実上、二大政党の候補による一騎討ちとなるが、第三党の候補者も出馬できる。実際に2020年の大統領選ではリバタリアン党のジョー・ジョーゲンセン氏をはじめ、泡沫候補を含めると1200人以上が立候補登録をしている。
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