ロシア軍が鹵獲の仏製戦車AMX-10RC その特徴は?

ロシア軍はドネツク人民共和国領内での戦いでウクライナ軍から仏製装輪装甲車AMX-10RCを鹵獲した。ロシア国防省のテレグラム・チャンネルがその映像を公開した。
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映像には、ウクライナの隊員が放棄したAMX-10RCと、付近の地面に置き去りにされたAMX-10RCの詳細な取扱説明書が映っている。
軍事専門家のアレクセイ・レオンコフ氏はロシアのLenta.ru通信社からの取材に、AMX-10RC戦車はこれまでの実戦では実績を上げてきたとして、次のように語っている。

「AMX-10RCは軽量の装輪装甲車で、アルミニウム装甲、有人砲塔を持つ。AMX-10RCは、火力支援、突破、軽装甲車の撃破などに使用されてきた。植民地戦争で使用され、良好な成績を収めている」

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だが、レオンコフ氏はAMX-10RCはウクライナ紛争ではその有効性を発揮できていないと強調している。一番の長所とされているスピードとマヌーバ性さえも本格的な軍隊に対しては意味をもたない。

「AMX-10RCは反撃の初期のフェーズに参加したが、その性能は発揮できなかった。一部は破壊され、戦利品として鹵獲されたものもある。ロシアにとって興味を惹くのは火器管制システム、照準システム、通信システムぐらいだろう」

スプートニクはウクライナ軍が戦車レオパルドとブラッドレー歩兵戦闘車を失った理由について、独軍事アナリストらの見解を紹介している。
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