露決済システム「ミール」 新たなグローバル金融制度の発展に寄与=ベネズエラ大統領

ベネズエラはロシアの決済システム「ミール」を導入し、新世界の金融システムの構築に参加する。ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が国営放送「Venezolana de Television」の自身の番組「Con Maduro+」で表明した。
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「世界では新たな決済システムが登場してきている。ベネズエラは厳しく、不公平で、犯罪的な制裁にさらされてきた。我々を世界の金融、通貨から孤立させようとする試みがあった。現在、我々は新たな決済システム、新たな金融システム、新たな世界の新たな通貨制度を構築するのだ」

また、マドゥロ大統領は、ベネズエラ中央銀行はロシアによってつくられ、世界の多くの国で使われている決済システム『ミール』に参加するといういいニュースを届けた」と指摘し、新決済手段の導入を歓迎した。
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15日、ベネズエラ中央銀行のカリクスト・ホセ・オルテガ・サンチェス総裁は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムのセッション「脱ドル化:未来のお金」で登壇し、世界では新たな金融構造が構築されつつあり、「各国はお互いに対話を進めなくてはならない」と述べていた。
サンチェス氏は例として、ロシアとベネズエラの協定によってロシア人がベネズエラでルーブル支払いができるようになった例をあげた。協定では「米ドルの仲介」なしにルーブルから現地通貨に替えられるという。
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