ココリン氏は、「もし何の努力もしなければ、最悪のシナリオ通りに事が運べば、今世紀末には30億人が移民になる。つまり、地球人口の約30%が居住地を変えざるをえない。そして、最良のシナリオでは、移住者は10パーセントになる」と語っている。
ココリン氏は、最悪のシナリオを回避するためには各国にカーボンニュートラルを達成する努力が求められるものの、最善を尽くしたシナリオであっても、世界の人口の一部は飲料水不足のために生まれ育った土地を離れざるを得なくなると語っている。
カーボンニュートラルは、2015年に採択されたパリ協定(気候変動)に盛り込まれている。カーボンニュートラルの達成目標期限は米国とEUは2050年までに、ロシアと中国は2060年までに、インドは2070年までとなっている。
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