ウクライナ上空の制空権をめぐる闘い

宇でF16戦闘機をメンテナンスする外国人は露軍の正当な標的になる=元米サイバー軍副司令官

米国やその他の北大西洋条約機構(NATO)加盟国がウクライナに供与する米国製戦闘機F16のメンテナンスを行う外国人は、ウクライナでロシア軍の正当な標的となる。米サイバー軍の副司令官だったチャーリー・ムーア退役中将が米誌ニューズウィークに語った。
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ムーア氏によると、F16戦闘機は取り扱いが難しいため、近い将来にウクライナは外国人専門家を必要とする。また旧ソ連製航空機とは異なり、F16には飛行のための集中化された基地が必要であるため、ロシアの攻撃にとって格好の標的となるという。

「ウクライナにはこれらの基地でメンテナンスを行う西側またはNATOの専門家が必要になる。武力紛争の法則によると、彼らはロシアにとって非常に、非常に興味深い標的となる」

ニューズウィークの記事では、ウクライナ人がF16の操縦だけでなく、それを効果的に使えるようになるまでどのくらいの時間がかかるかは不明だと指摘されている。また元英国空軍の上級司令官だったグレッグ・バグウェル氏は以前、ニューズウィークに対し、米国やNATO加盟国から軍人がウクライナに派遣されることに疑問を呈していた。
ニューズウィークもまた、現時点では西側諸国の中でウクライナへのF16供与に同意している国は1つもないとも指摘している。
スプートニク通信は先に、西側諸国がウクライナにF16戦闘機を供与した場合、ロシアは一夜にしてそれを破壊するだろうという軍事アナリストの見解を報じた。
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