西側での露メディア閉鎖について 真実は嘘とプロパガンダに対する最も鋭い武器=プーチン大統領

ロシアのプーチン大統領は19日、非営利団体「チャンスの国―ロシア」監査役会の会合で、西側諸国は真実を恐れているため「スプートニク」や「ロシア・トゥデイ(RT)」などのロシアメディアを閉鎖し、妨害していると述べた。
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またプーチン大統領は、外国向けのロシアメディアを支援するようメディア関係者に依頼すると述べた。
「我われのメディアの可能性拡大を手助けするよう、関係者らと話をする。RTは6か国語で、スプートニクは30か国語以上で放送しており、このように規模は大きい」
プーチン大統領は、ロシアには欧州諸国に非常に大勢の友人がいるが、彼らには考える機会が与えられておらず、固定観念に縛られた行動が押し付けられていると指摘した。
「我々には欧州諸国に非常に大勢の友人がいる。私はそれを個人的に知っている。人々が私たちと同じように考えていることを知っている。ただ彼らに考える機会を与えないようにと努力がなされており、彼らの代わりに別の人々が考え、自分たちの固定観念を彼らに押し付けているのだ」
プーチン大統領は会合の終わりに、真実は嘘と「その嘘に染まったプロパガンダ」に対する最も鋭い武器だと指摘した。
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西側諸国は2022年2月以降、ロシアによる特別軍事作戦の実施を背景に、さまざまなインターネットプラットフォームにおける通信社スプートニクとテレビチャンネルRTのリソースのブロックなど、多数の制限措置をとり始めた。例えば、欧州諸国のGoogleは検索の際にこれらのメディアのページを表示しない。またロシアメディアと協力する多くの地元ジャーナリストは「ロシア政府と関係のあるメディア」というレッテルを貼られている。
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