同氏は、ウクライナが米国から供与されることに期待している米製戦闘機F16に対抗できるロシア軍の戦闘機について質問され、このように答えた。
イグナト氏はロシアのSu-35について「ウクライナ軍にとって脅威となる主力戦闘機であり、これは認める必要がある」と述べた。同氏は、Su-35は生産技術的に有利であり、強力な武装を備えており、その射程がウクライナ軍にとって同じく脅威となる空対空ミサイルR-37を搭載することもできるほか、その能力はF16に搭載される中距離空対空ミサイルAIM-120アムラームよりも優れていると強調した。
ステルス性と高い機動性
ロシアの軍事専門家で防空部隊博物館の館長を務めるユーリー・クヌートフ氏はラジオ・スプートニクの番組でイグナト氏の発言についてコメントし、Su-35はシリアで米国製のF35やF16にまったく劣らないことを証明したと指摘した。
「Su-35は4++世代の戦闘機で、その主な利点は超機動性だ。同機は敵の航空機と地上目標を探知する最先端の手段、またはるか遠くからあらゆる航空機を破壊できる兵器システムを備えている。パイロットにそのような任務が与えられた場合には、必要に応じて地上目標を破壊する手段を使用することもできる」
クヌートフ氏は、Su-35の機体には複合材料が使用されているため、事実上レーダーに探知されないと指摘した。
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