IT・科学

認知能力に効果のベリーはこれ!

英キングス・カレッジ・ロンドンはブルーベリーの一種であるビルベリー(セイヨウスヌキ)が高齢者の脳、血流に良い効果をもたらすという研究結果を発表した。研究結果はThe American Journal of Clinical Nutrition誌に発表されている。
この記事をSputnikで読む
年を取るにつれ、心臓循環器病、神経変性疾患の罹患率はあがり、認知機能も60歳を境に急速に落ちていく。研究の執筆者らはこうした加齢による変化を緩慢にし、また防止する手段を模索した。
実験では65歳から80歳の61人の被験者を2つのグループに分け、1つのグループにはプラセボを、別のグループにはビルベリーの粉末26グラムを毎日摂取させた。実験開始12週間後にはビルベリーを摂取していたグループはプラセボを飲んでいたグループよりも血流が格段に改善され、認知能力を試す設問によりよく回答することができた。
IT・科学
エスプレッソがアルツハイマー治療に有用=研究
血流、認知能力の悪化を防止できる物質グループの一つがポリフェノール。ポリフェノールの中でもビルベリーに豊富に含まれているアントシアニンがまさにこのベリーの青い色を決定している。アントシアニンは強い抗酸化作用を持ち、フリーラジカルの作用を中和し、腫瘍の増大を抑制するため、人体に良い効果をもたらす。鮮やかな色の野菜や果物が健康に良いとされるのはこのためだ。
関連ニュース
心血管疾患リスクを下げる6つの食物とは?
日本の梅、心臓病に効果ありと科学者が実証
コメント