ロシア国防省は、ウクライナがS-200防空ミサイルでロシアのロストフ州タガンローグ市の民間住宅インフラを攻撃したと発表した。ウクライナの使用したS-200ミサイルは攻撃型に改造されていた。ロシア国防省は攻撃を「テロ」と断定した。ロシアの対空防衛システムはウクライナのミサイルを探知し、空中で迎撃したものの、ミサイルの残骸はタガンローグ市内に落下した。
タガンローグ市のあるロストフ州のヴァシーリィ・ゴルベフ州知事によると、爆心地となったのはタガンローグ市芸術博物館の敷地で、攻撃により博物館の壁、屋根、ガレージ、事務所の建物が破壊された。 吹き飛んだガラスにより15人が軽傷を負って医療処置を受けており、そのうち9名は入院している。乗用車数台とアパートが損壊した他、近隣の建物のガラスが割れている。
露南部タガンローグで爆発
© 写真 : press service of the government of the Rostov region
現場には17台の車両が駆け付け、60人のレスキュー隊員が作業を行っている。
ロシア捜査委員会の発表によると、同委員会の支部の捜査官と刑事らはすでに爆発現場に向かっている。
ロストフ州のゴルベフ知事の発表によれば、同州には2発目のミサイルが別の、アゾフ地区に撃ち込まれており、これも撃墜されている。
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