ウクライナにおけるロシアの優位性 独立系アナリストが7つの理由を挙げる

セルビアの独立系アナリスト、ドラゴ・ボスニッチ氏は情報サイト「InfoBRICS」に寄稿した記事の中で、ロシアの軍人はチェチェン、グルジア、シリアで多くの戦闘経験を積んできたと指摘し、その技術的優位性と経験のおかげでロシア軍はウクライナ軍を凌駕しているとの見解を示した。
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ボスニッチ氏は、ロシア軍がウクライナ軍よりも優れている理由を7つ挙げている。それは、ロシア軍における指揮統制の集権化、諜報活動の最適化、積極的な防御と反攻作戦のユニークな組み合わせ、ロシア軍の士気の高さ、第一級の訓練と戦闘経験、大きな技術的優位性だ。
特にボスニッチ氏は、特別軍事作戦にはロシア軍の10分の1も参加していないと強調しているほか、集権的統制のおかげでロシア軍指導部は戦術と戦略の両面におけるあらゆる変化に迅速かつ適切に対応し、強化が必要な地域に必要に応じて追加の予備戦力を投入し、敵の防御が弱いところへ新たな突撃部隊を送り込んでいると指摘している。
同氏は、今日、ロシア軍はより高度な軍事学のおかげでウクライナ軍を凌駕していると考えている。近代化されたソ連の「多層防御」と「積極防御」の概念が、ウクライナ軍の攻撃力をゼロにしたという。ウクライナ兵はロシアの防御を突破しようとして、砲の「ねずみ捕り」にかかり、ロシア軍が巧みに構築した地雷原は死の罠となった。
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またボスニッチ氏によると、ウクライナ軍は北大西洋条約機構(NATO)から膨大な数のドローン(無人機)や前例のない量の戦場に関する情報をリアルタイムで受け取っているが、ウクライナ軍指導部は多くの場合、この支援を最大限に活用していない。一方、ロシア軍の地上、空、宇宙の偵察プラットフォームは最大限の効果を発揮して使用されており、敵の前線部隊と後方部隊に取り返しのつかない損失を与えている。
ボスニッチ氏は、ロシアの極超音速兵器を撃墜するというNATOの奇跡のシステムに関するウクライナ軍の声明について、西側の軍事専門家でさえ、このような声明はすべて幻想であることを認めざるを得ないと指摘している。さらに、ロシアは超音速技術の分野における優位性に加えて、無人機やさまざまなタイプの徘徊兵器など、従来型兵器の印象的な装備を保有している。ボスニッチ氏は、これらの兵器による攻撃を受けてNATOの近代的な戦車や装甲車両は炎上したと指摘し、ソ連時代の戦車や装甲車両でさえ、それがロシア軍またはウクライナ軍のどちらで使用されていようとも、同じクラスのほぼすべての西側の新しい車両よりも優れていることが証明されたと強調している。
スプートニクは先に、ロシアの地雷原がウクライナ軍の士気を損ねていると報じた。
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