ウクライナでの露特別軍事作戦

黒海でウクライナ行き貨物船を臨検=ロシア国防省

モスクワ時間13日午前6時40分(日本時間午後0時40分)ごろ、露巡視船が黒海南西海域でウクライナのイズマイル港に向かうパラウ船籍の貨物船「スクラ・オカン」を発見した。貨物船は臨検のための停止命令を無視したため、巡視船は警告射撃した。
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貨物船の臨検のために巡視船「ヴァシリー・バイコフ」からロシアの軍人らを乗せた軍用ヘリコプター 「Ка-29」が発進した。 船倉検査隊は貨物船の甲板に降下。貨物船は臨検終了後、再びイズマイル港に向かって出帆した。
ロシア国防省は、ロシア黒海艦隊は引き続き任務に指定された海域の警備を行っていくと報告を結んでいる。
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7月19日のロシア国防省の発表では、穀物合意の停止および海上の人道回廊の廃止後、日付が変わる7月20日の深夜からは、黒海を通り、ウクライナの港へ針路をとる船舶にはすべて軍事物資を積載し、ウクライナ側について紛争に加担している疑いがかけられる。ロシア外務省は国防省に引き続いて出した声明で、ウクライナの港に針路をとる船舶は軍事目的とみなされ、臨検の対象となると説明している。
ロシアは7月17日、「穀物合意」への参加を停止すると発表した。ロシア産の食料輸出解除に関する協定が、西側諸国による銀行決済、輸出船の保険適用などの制限によって履行されなかったためとしている。
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