ライアン氏は、ウクライナ軍の反転攻勢と、ロシア軍が陣地の前に築いた地雷原の除去を阻んでいるのはロシアの2つの最新の開発だと指摘している。それは1つが高度な戦場監視システム、2つ目は火力支援のデジタル制御だ。
高度に発達した監視システムのおかげでロシア軍は、突破作戦の実行に集中しているウクライナ軍部隊を、彼らが動き始める前の段階ですでに検出している。報復攻撃もまた非常に迅速に行うことができる。ライアン氏は、現段階で、ロシアの長距離ミサイル、大砲、攻撃ヘリコプター、徘徊型兵器、電子戦システムは最新世代の戦闘行為のデジタル制御システムと同期していることを強調している。以前はかなりの時間がかかったプロセスがこのおかげで1-2分で済んでしまう。
ライアン氏は、ロシア軍司令部が軍事行為でこうしたアプローチをとったことで、西側は知性の敗北を期したとの考えを示している。ロシアの最新の監視システム、火力支援の見事な調整力はNATOにとっては完全に予想外だった。
スプートニクは、ロシア軍の強固な防衛線の突破は不可能ではないかとウクライナ軍が疑い始めたと報じている。
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