このほか、プーチン大統領はウクライナ情勢や経済協力について言及した。主な発言は次の通り。
ウクライナでのロシアの目的はただ一つ、西側諸国によって支援を受けたキエフ政権がドンバスの民間人を相手に起こした戦争に終止符を打つことだ
ロシアはウクライナ紛争の和平調停を図るBRICS諸国の同僚に感謝している
BRICSは自国通貨での決済や、銀行間の協力拡大を目指さなくてはならない
BRICSは主権と各国民の独自発展の権利を含む国際法に基づく多極世界秩序を歓迎する
来年の議長国はロシアで、10月にカザン(タタルスタン共和国)でサミットを行う
プーチン大統領は21日、サミットに先立ち行われたBRICSビジネスフォーラムの閉会式でも演説し、「BRICS諸国は同権とパートナー支援の原則で協力している」と強調。ロシアとパートナー諸国との貿易高は2300億ドル(33兆5200億円以上)を超えたほか、世界のGDP(購買力平価)に占めるBRICS諸国の割合はG7を上回っていると指摘した。
第15回BRICS首脳会議は22~24日の日程で、南アフリカのヨハネスブルグで開かれている。ロシアからはセルゲイ・ラブロフ外相が代表団を率い、ウラジーミル・プーチン大統領もビデオ会議の形で参加している。
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