第15回BRICS首脳会議

BRICS、6カ国の正式加盟で合意 イラン、サウジなど

ロシア、中国、インド、ブラジル、南アフリカでつくる協力枠組み「BRICS」に、アルゼンチン、エジプト、イラン、エチオピア、アラブ首長国連邦、サウジアラビアの6カ国が正式加盟することが決まった。南アフリカのヨハネスブルグで24日まで開催されたBRICS首脳会議(サミット)で、議長国を務めた同国のシリル・ラマポーザ大統領が明らかにした。
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6カ国の加盟は、サミットの結果として共同宣言に盛り込まれた。ラマポーザ大統領によると、加盟ステータスは2024年1月1日から有効となる。また、今回は拡大の第1段階としており、今後の更なる広がりも示唆した。
このほか、共同宣言では自国通貨での決済や新たな決済手段の必要性などが強調され、各国財務省が検討を進めることで合意した。また、BRICSが紛争の平和的解決に賛成することも加えられた。
第15回BRICS首脳会議
【全文】第15回BRICS首脳会議本会議におけるプーチン大統領の演説
会談後の記者会見にオンライン参加したウラジーミル・プーチン大統領の発言は次の通りとなっている。
拡大を含むBRICSの共同宣言に向けた交渉は容易ではなかった
南アフリカ大統領は枠組みの拡大の議論において、外交スキルを発揮した
統一通貨の創設はとても複雑だが、我々はそれに向かって動いている
第15回BRICS首脳会議は22~24日の日程で、南アフリカのヨハネスブルグで開かれた。ロシアからはセルゲイ・ラブロフ外相が代表団を率い、ウラジーミル・プーチン大統領もビデオ会議の形で参加した。
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