西側の軍教官、なぜウクライナ兵の訓練が非効率か明かす=英紙

西側諸国がウクライナ支援の一環として行っている兵士の訓練で、指導する軍教官らは数々の問題に直面している。彼らがこぼした不満や問題点を、英紙「フィナンシャルタイムズ」が伝えている。
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同紙によると、ドイツ、オランダ、デンマークが共同で独北部で行っている訓練では、最大の問題点は熟練した通訳の不足となっている。特に専門的な軍事用語を扱える通訳が足りておらず、訓練が円滑に進まないのだという。
ウクライナ側が年齢や能力がばらばらの軍人らを同じ訓練に派遣していることも問題視されている。参加したウクライナ兵のなかには71歳の老人もいた。
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また、あるドイツ人教官は、旧ソ連時代に軍事教練を受けた年配のウクライナ軍将校の訓練はやりにくいとこぼす。この世代の将校を訓練するなかで「自分よりよく知っているな」と引けを取ることがしばしばあるという。
実際にウクライナ兵訓練の非効率性は、戦場での結果に表れている。これまでにウクライナ軍は西側で訓練を受けた部隊の前進が行き詰まっていることを受け、米国の戦術を棄てて従来の戦法に戻っている。西側によって訓練され完全武装された部隊は前線で最も大きな損害を出したのに対し、戦闘経験のある退役軍人を含む部隊は練度が高いという。
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