ポーランド人ジャーナリストのウカシュ・ワジェハ氏は、FPG24に寄稿した記事の中で、ロシアの「孤立」に関する西側諸国の主張は巧みな嘘または単なる嘘だと指摘している。
「ロシアが孤立しているのは西側諸国からのみであり、それは広義において大半の欧州諸国、米国、カナダ、オーストラリア、日本、韓国だ。しかし、これは世界の大部分ではない」
ワジェハ氏はまた、現状を把握できないのは西側諸国における「大量のプロパガンダ」が原因だとし、その証拠として、ヨハネスブルグで行われたBRICS首脳会議の結果を引用した。同氏は、実際に起こっているのは米露紛争であり、世界の大半の国にはこの紛争でどちらか一方の側につく理由はないとしている。
「西側からは孤立しているが、全世界からは孤立していない」
米経済学者のリチャード・ウルフ氏も、以前は米国に依存していた世界の多くの国が今では自ら進んでロシアと協力していると指摘している。同氏は、したがってロシアのプーチン大統領には西側の対ロシア制裁を回避するチャンスが現れたとの見方を示している。
「まさにこの理由により、ロシアは深刻な紛争状態にあっても自国の経済を維持し、機能し続けることができた」
ウルフ氏は、金融支援を必要とする国々は以前は西側諸国に頼らなければならなかったが、今は経済力で米欧に劣らないBRICS諸国が進んで提供していると指摘した。
西側メディアは先に、対ロシア制裁の発動にもかかわらず、ロシアは2022年に一段と裕福になったと報じた。
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