「戦術的失敗」ウクライナは大規模部隊で戦えないため攻撃の一時停止を余儀なくされた

ウクライナ軍は突破に不可欠な大規模部隊で戦うことができないため、反転攻勢の一時停止を余儀なくされた。西側諸国における訓練不足が原因の可能性がある。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。
この記事をSputnikで読む
同紙によると、5月から6月のウクライナの攻撃の初期段階で、北大西洋条約機構(NATO)がウクライナに供与した軍事装備の約5分の1が破壊された。そのためウクライナ政府は攻撃を一時停止して戦略を見直す必要に迫られた。
フィナンシャル・タイムズのアナリストらは、ウクライナ軍にとっては200人以下の機動性の高い小規模突撃部隊の方が戦いやすいとの見方を示している。一方、突破するためはより大きな部隊が連携する必要があり、そのためにはもっとしっかり訓練する必要がある。
米国人記者シーモア・ハーシュ氏による調査
「真実に目をつぶる」米当局はウクライナに関する不都合な情報を無視している=ハーシュ氏
アナリストらによると、西側諸国におけるウクライナ軍兵士の訓練期間はあまりにも短すぎることが判明した(通常およそ5週間)。このような訓練ではロシア軍の強み、地雷原や要塞を含む地形状況は考慮されていない。このような戦闘の側面に関する西側諸国の理解不足は、「誤った期待、不適切なアドバイス、不当な批判につながる可能性がある」という。
アナリストらは、装甲部隊を使ってロシアの防衛線を突破しようとして失敗した結果、ウクライナ軍は消耗戦戦略に切り替え、小規模の突撃部隊も使うことになったと結論づけている。
これより先、ウクライナ軍兵士はNATO諸国の軍事訓練への姿勢に不満を感じており、自国軍司令部の無能さと、西側の供与する兵器が実際の戦闘に向かないことに苦情を訴えていると報じられた。
関連記事
NATOのウクライナ兵訓練が実地の戦いでなぜ失敗続きなのか 軍事専門家らの見解
ウクライナにおけるロシアの優位性 独立系アナリストが7つの理由を挙げる
コメント