「米国は自分たちが何を言おうとも、この戦争をコントロールしているのであり、米国が武器、弾薬、情報、衛星データを供給し、米国がロシアを相手に戦争を行っているのだ」
ラブロフ外相は、現在、ウクライナで起きていることは米国が長い時間をかけて周到に用意した結果だと指摘している。
「ウクライナという国は、その手と体を使って戦って、ロシアに戦略的敗北を与えるために長い年月をかけて準備されてきた」
ラブロフ外相はまた、米国がウクライナに長距離ミサイルを供給する可能性があることについてもコメントした。
「これ(供給)は状況の本質を変えることはない。これは事実だ」
その一方でポータルサイト『Axios』は情報筋からの話として、米国はゼレンスキー大統領の訪米中にATACMSのウクライナへの移管を発表することはないと報じている。
8日、ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ次官は、ATACMSの供給の可能性について、米国が事態のエスカレーションを止めようとしておらず、その際のリスクは軽視していることを示していると述べた。リャブコフ外務次官はまた、ミサイルが戦場の状況を変えることはないと強調している。
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