ウクライナでの露特別軍事作戦

米国はウクライナ紛争をコントロールし、ロシアに戦争を仕掛けている=ラブロフ露外相

米国はウクライナ紛争をコントロールすることで、ロシアに対して戦争を仕掛けている。この目的のために、米国はウクライナ軍に武器、弾薬、情報を供給している。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はテレグラムチャンネルの『モスクワ、 クレムリン、プーチン』プログラムからの取材にこう語った。
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「米国は自分たちが何を言おうとも、この戦争をコントロールしているのであり、米国が武器、弾薬、情報、衛星データを供給し、米国がロシアを相手に戦争を行っているのだ」

ラブロフ外相は、現在、ウクライナで起きていることは米国が長い時間をかけて周到に用意した結果だと指摘している。

「ウクライナという国は、その手と体を使って戦って、ロシアに戦略的敗北を与えるために長い年月をかけて準備されてきた」

ラブロフ外相はまた、米国がウクライナに長距離ミサイルを供給する可能性があることについてもコメントした。

「これ(供給)は状況の本質を変えることはない。これは事実だ」

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来週、国連総会に出席するゼレンスキー大統領の訪米を間近に控え、米メディアによると、米国はATACMSの移管について決定間近な状態にある。ATACMSは射程距離約300キロのミサイルで、多連装ロケットシステムHIMARSから発射が可能。ポリティコ紙は情報筋の話を引用し、ウクライナはこの問題で米国に圧力を講じていると伝えている。
その一方でポータルサイト『Axios』は情報筋からの話として、米国はゼレンスキー大統領の訪米中にATACMSのウクライナへの移管を発表することはないと報じている。
8日、ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ次官は、ATACMSの供給の可能性について、米国が事態のエスカレーションを止めようとしておらず、その際のリスクは軽視していることを示していると述べた。リャブコフ外務次官はまた、ミサイルが戦場の状況を変えることはないと強調している。
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