スロバキア議会選挙では1日、野党・スメルが得票率22.94%を獲得して第1党となったことが明らかとなった。フィツォ氏は後に、同党が政権を樹立できれば、ウクライナにまつわる和平交渉を始めるためにあらゆる努力をすると述べた。
「スロバキアはウクライナよりも深刻な問題を抱えている。スメルが政権を樹立すれば、我々は和平交渉をできるだけ早く開始すべく全力を尽くす」
フィツォ氏は、スロバキアからの武器供給は停止されるが、ウクライナへの人道支援は継続すると付け加えた。
フィツォ氏は、2022年4月に地対空ミサイルシステム「S300」をウクライナに供与したことについて、スロバキア当局を繰り返し批判していた。同氏はまた、MiG-29戦闘機は憲法に著しく違反してウクライナに供与されたと主張した。フィツォ氏は、スメルが議会選挙で勝利した場合、ウクライナ軍への軍事装備品の供与を停止すると約束。同氏によれば、ウクライナへの武器供与は人々の死につながり、紛争を長引かせるだけだという。
関連ニュース