「韓国型アイアン・ドーム」、北朝鮮の多連装ロケットシステムに対処できない可能性=メディア

パレスチナ・ガザ地区からの大規模なミサイル攻撃は、イスラエルのハイテク・ミサイル防衛システム「アイアン・ドーム」を突破した。これにより、韓国では自国のミサイル防衛システムの有効性について疑問の声が上がっているという。聯合ニュースが報じている。
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「我々は、イスラエルの『アイアン・ドーム』がハマスのミサイル攻撃中に適切に機能していたかどうかを注意深く監視している。これまでのところ、海外メディアの記事や関連情報に基づくと、『アイアン・ドーム』はその機能を果たせなかったとされるという全体的な結論を導き出すことができる」

韓国は現在、「韓国型アイアン・ドーム」と呼ばれる長距離砲迎撃システム(LAMD)を開発している。これは、同国の人口の半数が住む首都圏を守るために設計されている。
聯合ニュースが軍事情報筋の話として報じたところによると、北朝鮮と韓国の国境となる軍事境界線の北側の地域では、北朝鮮は1時間あたり1万6000発以上の砲弾を同時に発射できる1000種類以上の大砲を集中させている。そのうち340門以上が、射程距離約60キロの自走砲と多連装ロケットシステム(MLRS)である。その砲弾はハマスが発射するロケット弾よりもはるかに強力かつ正確であるため、北朝鮮はソウルを「火の海」にすることができると主張することができる。
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「専門家によれば、初期段階で戦闘行為が勃発した場合、北朝鮮の長距離砲による被害はある程度避けられないと主張している。しかし、発射地点が特定されれば、即座に報復攻撃が行われ、被害を減らすことができると強調している」
この点に関して、韓国軍は「K9自走砲」と韓国型戦術地対地ミサイル(KTSSM)を用いて山岳トンネルに潜む北朝鮮の大砲を攻撃し、無力化する計画に取り組んでいる。
10月7日午前、イスラエルはガザ地区から前例のない大規模なロケット弾攻撃を受けた。イスラエル軍広報室は、3000発以上のロケット弾が発射され、その一部はイスラエルの防空システム「アイアン・ドーム」によって迎撃されたが、一部は「アイアン・ドーム」の防御を突破してイスラエルの都市を襲った。ハマスはイスラエルに5000発のロケット弾を発射したと明らかにした。
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