対話はテレビ会議形式で実施された。日本側からは、外務省、農林水産省、水産庁、厚生労働省、経済産業省及び原子力規制庁が参加。ロシア側からは、露連邦動植物衛生監督庁、国立水産物・水産養殖物安全センター、沿海地方動物衛生研究所が参加した。
外務省の発表によると、対話の中で、ロシア側から関心が示された、日本の水産物におけるトリチウムを含む放射性物質の検査方法や、科学的根拠に基づいた日本産水産物の安全性等について日本側が説明を行った。
両国の関係機関は、今後も対話を継続していくことで一致したという。また「日本は、ロシアに対しても高い透明性をもって科学的根拠に基づく説明を引き続き誠実に行っていく」と述べられている。
東京電力は5日、2回目となる福島第一原子力発電所から出る処理水の海洋放出を開始した。タンク10基に入る約7800トンを17日間かけて連続で放出する。
1回目の放出は8月下旬に行われた。今年度末までに合計4回の放出が計画されている。
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