イスラエル・パレスチナの紛争激化

ガザの完全封鎖はジェノサイド、国際社会は団結してシオニズムに抵抗せよ=ベネズエラ副大統領

イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区の完全封鎖は大量虐殺であり、自身の大地と成長に対する権利を持つパレスチナ人民の権利を守るため、国際社会は団結する必要がある。ベネズエラのデルシー・ロドリゲス執行副大統領が第6回ロシア・エネルギー・ウィークに参加した中で表明した。現地メディア、VTVが報じた。
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ロドリゲス副大統領はコメントの中で、「まさに今この瞬間、ガザではすでに電力が遮断された」とし、さらには人道支援物資の供給が許可されていないことから、「全世界の眼前で大量虐殺が行われている」と危機感をあらわにした。 その上で、「パレスチナ人の権利を否定し、深刻に侵害するシオニストのビジョン」に対し、「我々は団結しなければならない」と表明した。
イスラエル・パレスチナの紛争激化
イスラエルによるパレスチナの権利侵害が元凶=土大統領
ロドリゲス氏によれば、ベネズエラはこの紛争勃発について、「様々に包囲され、パレスチナの歴史的権利を効果的に実現する上での手法を見いだせなかったパレスチナ人民の数十年にわたって蓄積された失望」の結果だと考えているという。ロドリゲス氏はコメントの中で、「何十年にもわたる抑圧と屈辱があった、何十年にもわたって虐殺があった」とし、「パレスチナ人の子どもの命はイスラエル人の子どもの命と​​同じ価値がある」とした。さらに続けて、「イスラエル人の子どもの命もパレスチナ人の子どもの命と​​同じ価値がある」と主張、あらゆる暴力行為の停止を全ての紛争当事者に呼びかけた。
ベネズエラ政府は「パレスチナ国」に関する国連決議、二国家解決策、そして東エルサレムを「パレスチナ国」の首都とする立場を表明している。
イスラエル・パレスチナの紛争激化
【視点】イスラエルはガザ地区で軍事作戦の目標を達成するまでは交渉に復帰しない=イスラエル外務省報道官

イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日午前、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルに対する未曽有の大規模ミサイル攻撃を開始した。イスラエル側は3000発を超えるミサイルが撃ち込まれたとしている。ハマスはイスラエル南部への地上部隊による越境攻撃も行っている。
イスラエルは報復としてガザ地区を空爆。一部ではパレスチナ側とイスラエル軍による地上戦が続いているとみられる。一連の衝突でこれまでに、イスラエル、パレスチナ双方合わせて少なくとも2150人以上が死亡したとされている。
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