イスラエル・パレスチナの紛争激化

中東の悲劇は米政策の失敗の結果=プーチン露大統領

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は13日、中央アジア・キルギスで行われている独立国家共同体(CIS)の首脳サミットに出席したなかでイスラエル・パレスチナ紛争の激化に触れ、「中東の悲劇は米国の政策の失敗だ」と述べた。
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「中東情勢の激化は大きな悲劇だ。これは米国の失策の結果であり、彼らの一方的な行動が状況を袋小路に追いやった」

ウラジーミル・プーチン
ロシア大統領
このうえでプーチン大統領は「民間人の損失は容認できず、現在重要なことは流血を止めることだ」と指摘。ロシアはイスラエルとパレスチナの仲介役として動く準備ができていると述べた。
一方、ナゴルノ・カラバフ情勢をめぐるアゼルバイジャンとアルメニアの対立についても触れ、ロシアは両国の平和条約締結交渉に協力する意志を示した。また、「必要とあらばモスクワでの交渉の場を提供する用意もある」と述べた。
プーチン大統領は12日、今年初となる外遊先のキルギスの首都ビシュケクに到着した。CISサミットのほか、各国首脳との個別会談や在キルギス露空軍のカント空軍基地の創立20周年を記念した式典にも参加した。
CISは旧ソ連諸国からなる緩やかな国家連合。サミットにはロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタンの8カ国の首脳が参加した。ナゴルノ・カラバフ紛争でアゼルバイジャンと対立を深めるアルメニアのニコル・パシニャン首相は欠席した。
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