報道によると、ゼレンスキー大統領はNATOの会議で兵器の追加供与を求める演説を行った。これは米共和党による追加支援への抵抗やイスラエルによる対ハマス戦争に国際社会の注目が移る中、同盟国からの支持が減少することに対する懸念の現れを示しているという。ブリュッセルでは国防相会議が開かれている中、ウクライナ大統領が出席したことで、会場には驚く姿が見られたと米紙ポリティコは報じている。なお、欧州ではイスラエル・パレスチナ紛争の激化に加え、フィンランドとエストニア間の海底パイプランと通信ケーブルが損傷する事故があったことも、ウクライナ支援への関心を引き下げることになったとのこと。先に米誌フォーリン・ポリシーはウクライナ支援により欧州では対イスラエルの兵器供与に困難が生じる可能性があると報じていた。関連ニュース