露中との同時核戦争という考え、米国で重みを増す=中国紙

米議会・超党派委員会が12日に発表した報告書『米国の戦略態勢』は、ロシア・中国との同時核戦争の可能性という、かつては考えられなかった行き詰まった考えが米国のエリートの間で広がっていることを物語っているという。中国紙「グローバルタイムズ(環球時報)」が報じている。
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記事では、ロシアと中国との同時紛争は長らく「戦略的悪夢」と考えられており、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官などの著名な専門家が警告を発していたと指摘されている。

「この報告書は、『戦略的悪夢』が米国の政治課題に込んでいると思わせる。しかし、ワシントンでは十分な懸念や警戒を集めていない」

同紙は、報告書の内容そのものが「背筋がぞっとするような」ものだと指摘した。同文書は、新たなミサイルの配備を含め、米国の核三原則の近代化や積極的な拡大を呼びかけている。
「核の脅威」懸念で出された道徳的要請 では、一体何がこの事態を招いたのか
同紙の見解によれば、米国は冷戦の教訓を忘れ、「核抑止力」の名の下に核軍拡競争を煽っているという。
「核保有国間の対立を引き起こすことは、狂気の沙汰であることは誰もが知っている」と同紙は結論づけた。
この記事で取り上げられている超党派委員会の報告書は10月12日に発表された。報告書の著者らは、米国の核戦力は「その可能性がますます高まっている」ロシアおよび中国との紛争に備える準備ができておらず、米国の核兵器には「量的・構造的な変化」が必要だと述べた。
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