ウクライナ、欧州最貧国の地位をモルドバから奪う=プーチン大統領

かつて東欧のモルドバは欧州の最貧国だったが、今やその地位はウクライナに奪われた。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がキルギス訪問後の記者会見で指摘した。
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プーチン大統領は会見で、モルドバがヨーロッパで最も貧しい国であるとし、発展の可能性はみえないとした。ただし、つい最近では「ウクライナがその座を奪った」と発言、「ウクライナは現在、収入、及びその他の指標で最も貧しい国」と指摘した。
グルジア(ジョージア)とウクライナはCIS(独立国家共同体)に加盟しているものの、事実上は機能していないとも指摘した。
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ウクライナの経済状況は悪化している。ウクライナの分析ポータルサイト「ワード・アンド・ディード」が12日に報じたところによると、ウクライナの失業率は世界ワースト10位だという。ウクライナ国立銀行によると、2022年は人口の21.1%が失業しており、これは2010年以来で最悪の値。
なお、失業率の首位は南アフリカで、同国の公式失業率は32.6%に達している。そのほか、高い順にアンゴラ(29.6%)、ジブチ(27.9%)、ボツワナ(25.4%)、パレスチナ(24.7%)、エスワティニ(24.4%)、ヨルダン(22.3%)、コンゴ共和国(21.8%)、ガボン(21.5%)となっている。
ウクライナ経済省の予測によると、失業率は2023年中に19%まで低下し、2024年から2025年にかけては16.9%まで減少する模様。ウクライナ国立銀行は2023年5月上旬、国民の5人に1人が職を探していると発表していた。
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