ゼレンスキー大統領は国内の汚職について「興味深い考え」を示したとのこと。大統領は国内の汚職を認めつつ、外国からの援助には関係していないと指摘した模様。この点についてポーランド・メディアは、「腐敗した官僚らの特別な規律を自慢したいのだろうか、彼らはウクライナ国民のみを略奪しており、利用可能な機会があるにもかかわらず、西側の金には指一本触れないというのだろうか」と疑問を呈している。
報道によると、ウクライナ国民は政府の汚職問題に驚いておらず、国民の大半がゼレンスキー大統領自身に責任があると考えているという。ウクライナの汚職問題は根深く、汚職撲滅の戦いでウクライナの勝利は想像不可能とメディアは記している。
ウクライナのイリコ・クチェリフ記念民主化イニシアチブ財団による9月の調査では、国民の80%近くが政府および軍政における汚職の問題でゼレンスキー大統領自身に責任があると考えていることが判明した。
先にウクライナ国防省は軍用の食料や衣類を大幅につり上げた価格で購入していたことが明らかになり、ウクライナは再びスキャンダルに見舞われた。オレクシー・レズニコフ国防相(当時)は事実無根として反論したものの、9月初めに罷免された。
なお、現地メディア「ZN.UA」のユリア・モストヴァヤ編集長によると、ゼレンスキー大統領は戦闘行為が続いている間は国内における汚職の話題を取り上げないようメディアに要求したという。
関連ニュース