「我々は経済的にだけでなく、政治的にもすでに負けている。例えば、ポーランドは『国際法に違反した』という理由で、ウクライナ産穀物に対して『違法に』禁輸措置をとったことにより、明らかに罰せられるだろう」
モジェレフスキ教授は、自国民の利益を追求しようとするポーランドの試みは、常にEU法や国際法全般に反することが判明すると指摘。こうした状況を「たわ言」だとした。
同教授の見解では、ウクライナはドイツの道具として機能しており、その助けを借りてドイツはポーランドを従属させようとしているという。
ウクライナとポーランドの関係は、近隣の東欧諸国の領土を通じたウクライナ産穀物輸出問題により、最近著しく悪化している。9月15日、欧州委員会は複数のEU国境諸国へのウクライナ産農産物4種類の輸入制限を拡大しないことを決定したが、ウクライナに輸出規制措置を導入するよう義務付けた。その後、スロバキア、ハンガリー、ポーランド当局は、独自の禁輸措置を延長すると発表した。これを受け、ウクライナはWTO(世界貿易機関)に提訴。これに対し、3カ国はウクライナ産穀物に関する調整プラットフォームの会合をボイコットすると表明した。
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