プーチン大統領は冒頭でトゥオン国家主席に対し「お会いできて嬉しいです。我々の二国間関係は伝統的友好のもとで発展しています」と述べた。
プーチン大統領は昨年の露越間の貿易額は減少したのにも関わらず、今年上半期は6パーセントの伸びをみせていると強調した。
また、トゥオン国家主席も、国際情勢に関わらず二国間関係は発展しているとして、ロシアとの関係の重要性を訴えた。
「ベトナムの外交政策では、ロシアとの関係を最優先としている」
プーチン大統領はこのあと、タイのセター・タウィシン首相、モンゴルのウフナーギーン・フレルスフ大統領、ラオスのトーンルン・シースリット国家主席とも会談する。また、18日には中国の習近平国家主席との首脳会談も予定されている。
プーチン大統領の訪中
プーチン大統領は一帯一路フォーラムへの出席のため、17~18日の日程で中国・北京を訪れている。フォーラムにはセルゲイ・ラブロフ外相のほか、エネルギー省、財務省、中央銀行、交通省、軍事技術協力庁など各政府機関のトップも同行しており、ビジネス界からも大手銀行やエネルギー企業などの代表者らが参加する。
一帯一路は中国が推進する巨大経済圏構想で、現代版シルクロード構想とも呼ばれる。ユーラシア、アフリカ、欧州をつなぐ貿易・流通網の発展をうたっている。中国外務省によると、今回のフォーラムには世界140カ国以上、30以上の国際機関から計4000人以上が参加している。
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