沖縄の米軍基地問題

陸自オスプレイ、沖縄で初飛行 同じ日に米軍所属機は緊急着陸

陸上自衛隊所属の米製輸送機オスプレイ(V22)が19日、沖縄県内で初めての飛行を行った。一方でこの日、米軍所属のオスプレイは、鹿児島県の徳之島空港に緊急着陸した。日本メディアが伝えた。沖縄県が陸自オスプレイの飛行に反対するなか、米軍が自ら安全性への懸念を増幅させる皮肉な展開となった。
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初飛行、沖縄は反対

共同通信などによると19日午前、日米共同演習「レゾリュート・ドラゴン(不屈の龍)」の一環で、陸自オスプレイが初めて沖縄に飛来。石垣島の新石垣空港に着陸した。
世界各国で墜落死亡事故やトラブルが相次ぐオスプレイの飛行に反対する沖縄県は、防衛省に新石垣空港の使用自粛を要請していた。玉城デニー知事はオスプレイの飛来に「県の自粛要請を顧みることなく着陸したのは残念」とコメントした。

その頃、徳之島では

一方、NHKなどによると同日午後2時20分ごろ、鹿児島県天城町の徳之島空港では、米軍所属のオスプレイ1機が緊急着陸した。けが人や民間機運行への影響は確認されていない。
着陸の5分前にオスプレイの操縦士から鹿児島空港事務所に対し、「徳之島空港に緊急着陸する」と連絡があった。徳之島空港側がそれを知ったのは着陸のわずか2分前だったという。もちろん、事前の使用届は出されていなかった。
着陸の原因は不明だが、オスプレイの安全性への懸念や米軍の運用のあり方に対する不信感を増幅させる形となった。
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相次ぐ事故

オスプレイをめぐる事故やトラブルには枚挙にいとまがない。2012年にフロリダとモロッコで2機が墜落し、2016年のペルシャ湾海域での事故では海兵隊員1名が死亡。2021年7月にはカリフォルニアで墜落し5人が死亡しているほか、2022年にも少なくとも9人の米軍人がオスプレイの犠牲になっている。
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