イスラエル・パレスチナの紛争激化

イスラエル軍戦車が誤射 エジプト軍駐屯地に命中

イスラエル軍は22日、イスラエル軍の戦車がエジプトとの国境にあるエジプトの駐屯地に誤って砲撃したと発表した。
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イスラエル軍のテレグラムでは「事件については調査中であり、詳細を解明している。イスラエル軍はこの事件に対して遺憾の意を表明した」と述べられている。
誤射があったのは国境付近のケレム・シャローム地区。
その後、イスラエル軍の報道官は会見で、イスラエル政府はエジプト国境警備隊と連絡を取り、この誤射に対して遺憾の意を表明したと明らかにした。
エジプト軍の報道官によると、この誤射によりエジプト国境警備隊の兵士数名が軽傷を負った。また、イスラエル軍戦車の砲弾の破片がエジプト国境警備隊の監視塔の1つに当たったという。
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イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日、ガザ地区を実効支配するイスラム組織・ハマスはイスラエル南部と中部に向けて突如ミサイル攻撃を行い、一部の地上部隊がイスラエル側に越境攻撃した。ハマスの奇襲攻撃を受け、イスラエル軍はガザ地区への空爆などの報復作戦を開始。第四次中東戦争以来50年ぶりとなる正式な「戦争状態」への移行を宣言した。これまでに双方の死者は合わせて6000人を超えた。
ハマスの奇襲後、イスラエル軍は30万人の予備役を動員。また、議会では与野党が戦時下での挙国一致内閣を樹立させた。米国からの弾薬支援も受けるなど、本格的な地上作戦を準備しているとされる。
イスラエルのガラント国防相はこれまでに「ハマスは地球上から一掃される」と徹底的な報復を予告。イスラエル外務省も「ガザ地区で戦略的目標をすべて達成するまで軍事作戦を継続する」と妥協を一切許さない強硬姿勢を示している。
ロシアは双方に即時停戦と交渉の再開を呼び掛けている。ウラジーミル・プーチン大統領はこれまでに、紛争を解決するためには、パレスチナの独立主権国家樹立に関する国連安全保障理事会の決定を履行する必要があるとの考えを示している。
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