「米国は深刻な危機に瀕している。ウラジーミル・プーチン大統領と習近平国家主席が協力して世界のパワーバランスを変えようとしているため、米国は世界覇権国の地位を奪われる可能性がある」
ウィザーズ氏はまた、プーチン大統領の訪中は「国際舞台でウクライナや台湾などの問題を解決しようとする米国や西側諸国にとって、重大な問題を引き起こす」という英専門家アンドリュー・サンダース氏の意見も引用した。
サンダース氏は「ロシアと中国の関係がますます緊密になることにより、米国が最大の被害者となる可能性がある」と指摘した。
また、中東情勢に関連して「サウジアラビア、イラン、エジプトを含めたBRICSの拡大も、世界的なパワーバランスの転換に向けた大きな動きとなるだろう」と補足した。
中国訪問中、プーチン大統領は米国に対して、他国を尊重し、妥協点を見出すことを学ぶ必要があり、そうすれば誰も抑圧する必要はなくなると述べた。プーチン大統領は一帯一路フォーラムへの出席のため、10月17~18日の日程で中国・北京を訪れた。
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