イスラエル・パレスチナの紛争激化

中東情勢は嘘、煽動、暴力も動員して分断のために悪用されている=プーチン大統領

プーチン大統領はマハチカラ空港の事件についての会議の席で、中東のドラマティックな状況やその他の地域紛争が、多民族かつ多宗教世界のロシアを不安定化し、分断させるために悪用されていると明言した。
この記事をSputnikで読む
プーチン大統領は、米国はカオスを悪用し、自国のライバルを抑圧、不安定させることを望んでいるとし、中東情勢もこれと同じく、米国は流血の惨事を止めようとする人間を失態させ、「国連でさえも嫌がらせを受けている」と語った。

米国には聖地の恒久平和は要らない。中東で米国に必要なのは恒常的なカオスだ。だから、ガザ地区の戦闘の即刻停止を訴え、流血の惨事を止め、危機の調停に貢献する構えの諸国をなんとか失態させようとするのだ」

ウラジーミル・プーチン
ロシアの大統領
プーチン大統領は、中東に関するロシアの立場に私欲も二重底も一度もあったことはなく、問題解決のカギは完全なパレスチナ国家の建設にあると指摘した。
イスラエル・パレスチナの紛争激化
米国の国連決議案はガザ住民に対する殺戮の免状=露国連大使

マハチカラ空港の事件について

「昨夜のマハチカラの事件はSNSも通じて煽動されたものだ。ウクライナ領内からも働きかけもではない。西側の特務機関エージェントが手を染めている」

ウラジーミル・プーチン
ロシアの大統領
プーチン大統領は、ウクライナ政権は自分らの庇護者の手引きでロシア国内で大量虐殺を組織しようとしていると指摘した。
プーチン大統領は、イスラエル国民を憂慮するというような人には、「ロシアで大量虐殺を煽動しようと」ウクライナに展開する米国の特務機関の活動を調査するよう提案した。
10月29日、ロシアのダゲスタン共和国の首都マハチカラの空港では、テルアビブからの便が到着した後、地元市民が滑走路に侵入した。不法侵入の市民らはイスラエルから到着した乗客を探していたと見られており、騒乱が始まった。
関連ニュース
【視点】米国、中東に防空戦力を派遣 専門家「その場しのぎの対応がエスカレーション招く」
平和はイスラエルだけでなくパレスチナにも必要=露ラブロフ外相
コメント