プーチン大統領は、米国はカオスを悪用し、自国のライバルを抑圧、不安定させることを望んでいるとし、中東情勢もこれと同じく、米国は流血の惨事を止めようとする人間を失態させ、「国連でさえも嫌がらせを受けている」と語った。
「米国には聖地の恒久平和は要らない。中東で米国に必要なのは恒常的なカオスだ。だから、ガザ地区の戦闘の即刻停止を訴え、流血の惨事を止め、危機の調停に貢献する構えの諸国をなんとか失態させようとするのだ」
プーチン大統領は、中東に関するロシアの立場に私欲も二重底も一度もあったことはなく、問題解決のカギは完全なパレスチナ国家の建設にあると指摘した。
マハチカラ空港の事件について
「昨夜のマハチカラの事件はSNSも通じて煽動されたものだ。ウクライナ領内からも働きかけもではない。西側の特務機関エージェントが手を染めている」
プーチン大統領は、ウクライナ政権は自分らの庇護者の手引きでロシア国内で大量虐殺を組織しようとしていると指摘した。
プーチン大統領は、イスラエル国民を憂慮するというような人には、「ロシアで大量虐殺を煽動しようと」ウクライナに展開する米国の特務機関の活動を調査するよう提案した。
10月29日、ロシアのダゲスタン共和国の首都マハチカラの空港では、テルアビブからの便が到着した後、地元市民が滑走路に侵入した。不法侵入の市民らはイスラエルから到着した乗客を探していたと見られており、騒乱が始まった。
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