露カザフ首脳会談
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9日、中央アジア・カザフスタンを訪問し、同国のカシムジョマルト・トカエフ大統領と会談した。今年のプーチン大統領の外遊は、先月のキルギス訪問、中国訪問に続いて3回目。
会談では主に2国間の戦略的パートナーシップ関係について議論された。共同声明の主な内容は次の通り。
両国は自らの主権を強化し、国際的義務を果たす
両国の平和原子力分野での強力は発展している
両国は宇宙への兵器配備に反対の立場を同じくする
ロシアとカザフスタンは両国を繋ぐパイプラインの増設に向けて協力する
米国、ウクライナ支援資金がまもなく枯渇
ロシアの特別軍事作戦が始まって以来、米国はすでに武器供与を含むウクライナ へのあらゆる分野の支援に向けて拠出された資金の96%を使用した。ホワイトハウスが発表した。
ジョン・カービー戦略広報調整官
© AFP 2023 / Mandel Ngan
ホワイトハウスのジョン・カービー戦略広報調整官によると、個別の軍事支援に関して、米政府は割り当てられた全資金のうち90%以上をすでに使用し、米国防総省には米軍の兵器備蓄を補充するために割り当てられた約11億ドルしか残っていないことを明らかにした。
米議会の混迷が続き追加支援の展望が乏しいなか、すでに米国はウクライナ支援を「小出し」にする方針転換を迫られている。この状態が続けば、ウクライナ支援の停止は現実のものとなる。
中東情勢
ハマス、ガザ北部のコントロール失う
イスラエル軍は、ハマスがガザ地区北部のコントロールを失ったと発表した。イスラエル側は中心都市ガザ市包囲作戦を進めており、地下に張り巡らされたトンネル網への攻撃も強めている。
イスラエル軍
© AFP 2023 / YURI CORTEZ
シリア、米軍基地を砲撃
シリア東部のデリゾール県で、石油生産施設近くに駐留する米軍が砲撃にさらされた。一部では米軍とその支援を受けるクルド人武装組織「シリア民主軍(SDF)」が、シリア政府軍との間で激しい戦闘を行った。
イエメン・フーシ派、米無人機撃墜
イエメン北部を実効支配するフーシ派は、アフリカとアラビア半島を隔てる紅海の上空で、米軍のドローンMQ-9 (リーパー)を撃墜したと発表。迎撃時の様子を捉えたとする映像も公開した。