先週公開された国境なき記者団の報告書では、今年に入りウクライナメディアとAFP通信の戦場記者それぞれ1人が死亡したと記述された一方、取材中に死亡したロシア人ジャーナリスト2人には言及されていない。
今年7月にスプートニクのロスチスラフ・ジュラブリョフ氏が、11月にはロシア国営放送のボリス・ジュラブリョフ氏が、それぞれ取材活動中にウクライナ軍の攻撃を受けて死亡していた。
スプートニクは国境なき記者団に説明を求めた。広報担当のエレナ・ガルシア氏は当初関係部署に取り次ぐとしていた。だが数日後、「皆忙しい」「誰もコメントは出せない」と回答を拒否した。
また、スプートニクの電話取材では「こんなタイプのメディアに対しコメントは出さない。我々の編集方針に反している」と述べた。「こんなタイプのメディア」が具体的にどのメディアかについて聞くと、言及はせず電話は切られた。