プーチン大統領のスピーチから読み取るロシア経済について=専門家

日本の元商社マンでロシアの「友好勲章」受賞者である朝妻幸雄氏はスプートニクの取材に応じた中で、堅実なロシア経済を次のように評価した。
この記事をSputnikで読む
「今回プーチン大統領が指摘しているようにロシアは2024年のGDPの購買力平価ベースでは日本を抜いて世界第四位になった。ロシア経済の悪化を目論んで制裁を科してきたG7各国にとっては信じたくない数字であるが、国際金融の最も権威あるIMFが公的に発表した事実である。これはロシア経済が安定的に成長していることに加えてG7各国の経済の低迷によって相対的に順位を上げた結果である」
「ロシアは長期間を費やして欧米諸国と築いてきた経済交流を遮断されたうえに2000件を超える制裁の逆風を受けながらも着実に経済を成長させてきた。同時にロシアが欧米との相互協力による発展を断念してBRICS、EAEU(ユーラシア経済連合)、SCO(上海協力機構)等の友好国との経済交流を強化し推進するという施策が着実に成果を上げていることを意味している。今後インフレの克服、出生率の低下の歯止めという課題は残されているが今回のスピーチから見るとプーチン大統領は今後も楽観的に見ているようである。 欧米諸国はロシアに対する制裁が効果を上げていないことを素直に認めるべきであろう」
コメント