「私は初めて、セルビアを露米首脳会談の場とすることを提案する。なぜか?セルビアは一部の国のようにNATOとCSTO(集団安全保障条約機構)といった軍事ブロックに属していないだけでなく、実質的に独立した自治国家であり、両大統領の安全を完全に保証する準備が整っている」
セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は、現地テレビ局の放送内でこのように説明した。
「トランプ支持という点ではセルビアに匹敵する国はない。一方で、プーチン大統領の人気が非常に高い国でもある。このため、セルビアは地球上でも例外的にどちらにもぴったりの場所だと思う」とブチッチ氏は総括した。
一方、スイスもまた、両首脳の会談の開催を提案した。ただし、同国外務省の広報部長によると、スイス政府は現在、ウクライナの和平に関する活動についてロシア、米国、ウクライナの各国政府と連絡を取っていない。
トランプ次期政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官に指名されているマイク・ウォルツ氏は12日、トランプ氏とプーチン大統領の電話会談が「数日以内、もしくは1週間以内」に成立する可能性があるとの見方を示した。ペスコフ露大統領報道官も、米国がプーチン大統領との対話を望んでいることを歓迎するという声明を表していた。