「原子力災害のリスク高まる」とロスアトム社長

露国営原子力企業「ロスアトム」のリハチョフ社長は7日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会談し、ウクライナ軍の攻撃に晒されている露原発のリスクを指摘した。
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「この数ヶ月、数週間でリスクは拡大している。ウクライナ軍のクルスク侵攻によるクルスク原発へのリスク、ドローンやミサイルなどの攻撃、スモレンスク原発の方面へのエネルギーインフラ攻撃などだ。残念ながら、これらは全て原子力安全のリスクを高めている。我々やIAEAには適切な対応が求められる」

ロスアトムなどによると、稼働中のクルスク原発で昨年8月、ウクライナ軍のドローンの破片が落下したことで設備が損傷し、一時電源供給が途絶える事案があった。また、冷温停止中のザポロジエ原発も、ウクライナ側から断続的な攻撃を受けている。一連の攻撃についてプーチン露大統領は「非常に危険なテロ攻撃だ」と批判していた。
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