仏TVジャーナリスト ウクライナ大統領に対し プーチン大統領を 模範として挙げ「お説教」

© Sputnik / Mikola Lazarenkoポロシェンコ大統領
ポロシェンコ大統領 - Sputnik 日本
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キエフでウクライナ-EU首脳会合が開かれた。会合にはEUのトゥスク大統領や欧州委員会のユンケル委員長が出席した。France 24が伝えた。しかし同TVのジャーナリスト、ジェイムス・アンドレ氏によれば、会合の結果はキエフ当局を失望させるものだった。

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アンドレ氏は、次のようにコメントしているー

「まず第一に、ウクライナ東部に国連の平和維持軍部隊を派遣してほしいとのキエフ当局の要請は、拒絶された。その代りにEUは、ドンバス地方におけるOSCE(欧州安保協力機構)監視団を強化する考えだ。

そして第二に、EUは近く、ウクライナ市民に対するビザなし渡航を導入するのではないかとのキエフ当局の期待も裏切られた。ウクライナは、そのために必要不可欠な条件を満たしていないというのが、理由だった。キエフ当局は、これまで通り、汚職との闘いを続け、経済の健全化に取り組まなければならない。

しかしポロシェンコ大統領にとって、これは複雑で困難な課題のように思える。特に、ウクライナは、オリガルヒ(新興財閥)に牛耳られているからなおさらだ。ロシアのプーチン大統領は、政権の座に就いた後、ロシアのオリガルヒ間の秩序を確立させたが、ポロシェンコ大統領は、それをしなかった。

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それゆえ、オリガルヒがウクライナ経済をブロックし、大統領にとってさらに大きな問題を創り出す危険性がある。

このようにポロシェンコ大統領は、困難で複雑な状況に陥ってしまっている。一方でEUから彼は、汚職と闘うよう強く執拗に求められ、他方では、彼がその問題を解決しようとすると、オリガルヒ達が、今度はロシア政府の側につくようになってしまう。」

 

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