27日、FIFAの役人数人がチューリッヒで収賄罪で逮捕された。米国の最高検事は、過去20年、FIFAではワールドカップ開催の申請、マーケティング、放送権をめぐって汚職が蔓延しており、詐欺、恐喝、マネーロンダリングも横行しているとする声明を表している。
プーチン大統領は、米国、スイス政権によって行われたFIFAの捜査について記者団の質問に答えたなかで、「逮捕が行われたことに関して言えば、これは少なくとも非常に不可解に思える。なぜなら逮捕は米国側から収賄罪の照会という形で行われたからだ」と語っている。
プーチン大統領は、「そうした人々のうち誰かが何らかの違反をおかしたのかもしれない。私は知らない。だがこの件に米国は何の関係もないことははっきりしている。あの役員たちは米国市民ではない。しかも何らかの事件が起きたとしても、これは米国領域のことではない。このため米国はこの件には何の関わりもない。これはいつもの、自国の裁判権を他の国にも普及させようとする試みだ」と語っている。