プーチン大統領は、現在、経済困難に直面している国は多いと指摘し、いくつかの国では国の債務レベルがGDPを上回っているものの、ロシアは準備金を維持し、ルーブルのレートの安定を確保することに成功したと語った。
「我々はこの(経済的、注RT)困難を克服しつつある。」
このほかプーチン大統領は、中国は今までそうであったように、「世界経済の牽引役でありつづける」と指摘している。
プーチン大統領はさらに、組織のメンバー全員が協力の客観的必要性を感じている点に記者団の注意を促した。
「BRICSは自然の成り行きで出来上がったもので、誰も誰かをどこかに追い立ててはいない。」
プーチン大統領はギリシャの経済状況についての質問に答えた中で、「ツィプラス氏は我々に何らかの支援要請は行わなかった」とコメントした。
プーチン大統領はBRICSサミット参加者のウクライナ危機に対する立場についてコメントし、「我々は完全にひとつのことに一致している。ミンスクで達成された合意を完全に遂行することを通しての平和的方法以外の解決の道はないということだ」と語った。
プーチン大統領はさらに、ウィーンで続けられているイランの核プログラムについてもコメントし、ロシアはイラン核プログラムについての交渉終了をもって、対イラン制裁は全て解除されるという理解に基づいていると語った。
プーチン大統領は、制裁というメソッドを国際社会は退ける必要があるとの見解を示し、イラン核プログラムの文書が近く承認されることへの期待を表した。
「制裁のようなメソッドは国際社会の語彙からはずされるべきだ。」