韓国特務機関職員が自分の車の中に遺体で発見された。警察は公式にそれが自殺であることを発表している。日曜、韓国のテレビ放送YTNが報じた。
それによれば、検死の結果、リム氏が一酸化炭素中毒で死亡したことがわかった。同氏は自動車の中に閉じこもり、練炭を焚いたのだ。
聨合通信は先に、リム氏は3ページにわたる書簡を残していた、と報じている。氏はそこで、家族や両親、仕事への重いをつづった。そこには韓国の国益への言及もあった。リムという姓のみ伝えられているこの男性の遺書には、特務機関が2012年にイタリアの会社から購入したという、人々を追跡するための偵察コンピュータープログラムについて書かれている。
遺書の全文は「遺族の要望によって」公開されていない。
しかし特務機関は、プログラムは北朝鮮からのサイバー攻撃防止および、北朝鮮政府とかかわりのある人々への国外における追跡に使用していた、としている。一方韓国の野党は、韓国国民に対する諜報の試みについて、既に政府を批判している。諜報機関はスパイプログラムのスマートフォンやコンピューターへのインストールを通じて人々を監視していた可能性がある、というのである。