日本警察 「ヤクザ戦争」を懸念

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大阪府警は、つい最近、新しい犯罪シンジケート(ヤクザ)組織の核となった「山健(ヤマケン)」組の本部を家宅捜索した。8月末、このグループの周りに、先日「山口組」から脱会したばかりの複数の主要ヤクザ組織がまとまったばかりだった。分裂騒ぎがあるまで「山口組」は、日本最大の影響力を持つヤクザ組織と言われていた。

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日本のヤクザ分断で新たな犯罪シンジケートが形成
新しい組織の名称は「神戸山口組」で、そのトップには「山健組」の井上邦雄(クニオ)組長がついた。「山健組」の本部は、神戸市内にある。家宅捜索には、100名以上の警察官が参加した。リア-ノーヴォスチ通信が伝えた。

1915年に結成された「山口組」は、伝統的に、大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県といった関西地区に最も大きな基盤を有しているが、警察のデータによれば、日本全体の47の都道府県のうち44に1100以上の支部を持っている。

ここ数年、日本の警察当局は、ヤクザ組織への圧力を強めてきたが、この事が「山口組」分裂の一因となった可能性がある。2005年から今回の分裂までの10年間で、組員の数は、4万1千人から2万3千人へとほぼ半減した。これは、全国のヤクザ組織の組員数全体の43%にあたる。日本全国では、警察がつかんでいる限りでは、20を越えるヤクザ組織が活動し、斧構成員は約7万人とみられている。

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