クンドゥズ選出のアフガニスタン議会議員ファティマ・アジズ氏は、ラジオ「スプートニク」のインタビューで、米国防総省の声明について率直な意見を語った‐
「彼らには赦しを請うかわりに何ができるというのでしょうか?!彼らは他には何もできません。ですが、謝罪だけでは足りません。病院を空爆した人たちは、自分の罪に対して法の前で責任をとるだけでなく、病院の他、住宅、団地、公共施設など空爆で破壊された全ての建物を再建するべきです。またアフガンの人々に、今後は同じ過ちを繰り返さないと約束することも重要です。しかし、そのような約束はこれまで守られませんでした」。
またアジズ氏は、危機的な状況にあるクンドゥズの人々への人道支援を呼びかけた‐
「ラジオ『スプートニク』でお話しさせてもらえる機会を利用して、政府、慈善団体、また一般の人々に呼び掛けたいと思います。皆さんに私の声が届くことを願います。クンドゥズの住民たちは、人道支援を緊急に必要としています。大勢の人が、空爆から逃れるために自宅の地下に入り、食料不足で死にました。生き残った人たちは、隣のタハール州へ逃げました。人々はそこで文字通り町や村の通りで暮らしています。私は同じ考えを持つ仲間たちと一緒に、議会でクンドゥズ難民に住む場所を提供する問題を提起したほか、子供たちに別の州の学校で教育を受ける可能性を提供するようにも訴えました。しかし、今のところ何も変わっておらず、結果は出ていません。私たちは自分たちの力で400家族を支援し、なんとか彼らが住める場所を探しました。しかし、難民はその何倍もおり、彼らには住む場所がどこにもないのです。寒くなり、子供たちは病気になり、食べ物もまったくありません。クンドゥズの状況は、シリアあるいはイラクよりも悪いでしょう。もう10日間以上も戦闘が続いています。政府は何もできません。様々な国から来たタリバン兵士がクンドゥズで戦っています。彼らには大きな計画があるため、簡単には降伏しないのです」。