来年だけで23から24の打ち上げが予定されている。ロシアの大手機械建設会社の一角である「プログレス」は、制裁にも関わらず、世界各国の宇宙機関と提携している。現在、総額6億ドル規模の契約調印が準備されている。2017年から19年までの、21の商業打ち上げに関するものだ。24日の会見で、同社のアレクサンドル・キリリン社長は次のように述べた。
「これは相当馬鹿にならない規模、馬鹿にならない注文である。我々は、来年初頭にも、注文の最終的な確認がなされるものと期待している。合意された日程のもとで、資金も送られる。我々はそれに対して用意があり、我々のパートナーたちのあらゆる要求を叶える用意がある」
今年、プログレス社は、17の注文を履行した。9件をバイコヌール基地から、5件をプレセツク基地から、3件を仏領ギアナのクル基地からだ。これははや11度目となるソユーズの打ち上げである。ロシアのミサイルは2011年以降、ロシアとフランスの国際合意に基づき、仏領から打ち上げられている。
「ヴォストーチヌィ」宇宙基地は2010年に着工した。所在は、アムール州の、ウグレゴルスク村に程近い場所。現在村を「街」にする建設が行なわれている。そこに、宇宙基地の関連インフラに勤務する人々が住み着くのだ。この街は、ロシアの有人飛行学およびミサイル工学の父とされる学者の名をとり、ツィオルコフスキイと名付けられた。