最近モスクワにオープンしたインタラクティブな劇場「デ・アルテ(De-Arte)」では、モスクワで最も珍しい「サムライの使命」と題された年末年始の子供向けの演目が上演されている。また「デ・アルテ」劇場のヨールカでは、子供向けの演劇仕立てのイベントだけでなく、家族全員が楽しめるワークショップや展覧会も開かれている。
イリヤ・プロゾロフ氏演出による「サムライの使命」では、子供たちのために日本のお正月の伝統的な習慣が紹介されている。
「サムライの使命」のシナリオは次の通り-
悪役が、お祝いを台無しにしようとして「スネグーラチカ(雪娘)」を連れ去ってしまう。困ったロシア版サンタクーロスの「ジェード・マロース」は、日本の仲間に助けを求め、日本の仲間はジェード・マロースの元に勇敢なサムライである「ショウガツさん」と、「オジさん」を助っ人として送る。
モスクワで上演されている「サムライの使命」は、特殊効果がふんだんに使われた、驚きに溢れたファンタスティックな演目となっている。
また劇場では、訪れた人々が日本のお正月の雰囲気を味わえる展覧会も開かれており、珍しい展示品を触ったり、写真を撮ったりできるほか、侍の甲冑を試着したり、戦うための本物の弓矢を放ったり、日本の侍や武士の武器を見たり、茶道の奥義を知ったり、さらには新年のプレゼントを自分の手で作ることもできる。
また劇場では、あらゆる年齢層のために折り紙、マンガ、アニメ、書道、囲碁、武道などのワークショップも常時開かれている。
日本風の「ヨールカ」と「サムライの使命」は、「デ・アルテ」劇場で12月19日にスタートし、1月10日まで毎日開かれる。