「外国について軽蔑的口調で評価を下すこと、またその試みは、反面で、自らの絶対性を証明する志向の表れである。それは誤った立場であると思う」。地域大国としてのロシアをめぐる米国のオバマ大統領の言葉について、プーチン大統領が独紙ビルトのインタビューで述べた。
「もし地域大国としてのロシアをめぐって議論を展開するなら、まずはどのような地域が問題になっているのかを明らかにすべきだ。地図を見て、言わなければならない。それは欧州部分のことを言っているのか?それとも日本や、アラスカを考えれば米国と、また中国と近隣している、東部のことか。それとも南、はたまた北。北では我々は北極海を隔ててカナダと隣り合っている。それとも南?どこだ?どの地域についての話なのだ?」とプーチン大統領。
しかし米国大統領の発言を気にしてはいない、自分の意見を言う権利は誰にでもある、と大統領。
「これは彼の意見だ。また、米国、米国人というのは、絶対的なものである、という彼の意見も知っている。そのどちらにも私は賛成しない」とプーチン大統領。