それによれば、大統領との会見の際、クルチャトフ研究所のミハイル・コワリチュク所長は、十月革命そして特にレーニンに関するパステルナークの詩の一説を引用した。
コワリチュク所長は、その際「私は冷静にレーニンを見、彼の著作や彼がその名において大胆に行ったことを絶えず考えてきた。そうして出た答えは、レーニンは、思考の流れを管理し、ただそれにより国を支配していたということだ」と自身の考えを述べた。
これに対し、プーチン大統領は、次のように述べた―
「思考の流れを管理するというのは正しい。ただ必要なのは、その考えが、正しい結果をもたらすようにする事だ。しかしレーニンの考えはそうではなかった。最終的に、その考えは、ソ連邦の崩壊といったことをもたらした。そこには、自治など多くの考えがあった。つまり、ロシアと名付けられた建物の下に、原子爆弾をセットしたのだ。ロシアは、その後、大爆発を起こした。世界革命なども、我々には必要ではなかった。」