理系大学、続々ロシアに参戦!大学交流特別予算も:日露学長フォーラム

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6日、第6回日露学長フォーラム「大学と社会・現代世界における科学と教育」がモスクワ大学図書館で開催された。同フォーラムは、日本とロシアの大学が直面する課題、独自性や共通性を話し合い、両国関係の明日を担う人材を育成することに寄与するものだ。日本政府は、2020年までにロシアへの留学生を現在の5倍、2500人まで増やすことを目標としている。

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ロシア側からはモスクワ大学のヴィクトル・サドーヴニチイ学長、モスクワ物理技術大学のニコライ・クドリャフツェフ学長、ボロネジ国立大学のドミトリー・エンドヴィーツキイ学長を始め、多数の大学関係者、教育関係者が参加した。日本側代表団は東北大学の里見進総長ほか、名古屋大学・早稲田大学・北海道大学・筑波大学などの大学関係者で構成された。

ロシアの大学は伝統的に理系が強い。モスクワ大学は現在、スパコン「ロモノーソフ2」の能力向上や人工衛星「ロモノーソフ」を始めとする宇宙研究プログラムに注力している。また「ノアの箱舟プロジェクト」という長期計画にも取り組んでいる。これは全世界に存在している生物の細胞を収集し、保護し、永久に保存するというものだ。

文部科学省高等教育企画課・国際企画室の岩渕秀樹室長は日露間大学交流について「日本がロシアに提案している8項目の経済協力プランのうち、7番の『先端技術協力』と8番の『人的交流の抜本的拡大』は、大学が大きい役割を果たす項目です。安倍首相も、日露の大学間交流を倍増させるべきだと述べています。来年度の予算はまだ決定していませんが、文科省は日露大学間交流のための予算を確保し、各大学が新たに交流を開始できるようサポートしていきます。来年秋には、6つの大学が交流を開始できるようになると見込んでいます。」と述べた。

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多くのノーベル賞受賞者を輩出している名古屋大学は近年、科学都市であるクラスノヤルスクのシベリア連邦大学との協力を深めている。愛知県はクラスノヤルスク地方政府と積極的に交流しており、先日も日露友好を促進するNGOが設立されたばかりだ。名古屋大学の市橋克哉副総長は、特にロシアのシベリア地域、アジア地域との交流を深めたいと話した。

ロシア研究、特に人文学分野において老舗的存在の早稲田大学。早稲田大学文学学術院の坂庭淳史教授は、早大はロシア研究拠点としての長い伝統があるため、図書館の蔵書量、学内で蓄積してきた研究、そして個人レベルでの繋がりにおいてもアドバンテージがあると話す。しかし他大学が意欲的にロシアにコミットし始めていることについては「うかうかしていられないと思っています」と話す。ロシア人気は安定しており、文学部のロシア語ロシア文学コースはここ数年、常に定員超えになっている。また、早稲田大学は学部を超えた研究者・教員の集まりであるロシア研究所も設け、社会科学分野でも頭角を現している。

フォーラムの共同議長を務めた東北大学の里見進総長は挨拶の中で、日露の経済関係が好転していることに触れ、日本とロシアはまだポテンシャルを生かしきれておらず、交流の深化には至っていないが、今後大きく発展する可能性を秘めている、と期待を示した。

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