「ロシア連邦の外交政策の優先順位、目的、課題を改定する目的で、次のように発令する。別紙のロシア連邦の外交政策のコンセプトを承認すること…2013年2月12日ロシア連邦大統領によって承認されたロシア連邦の外交政策コンセプト『法令251号』が失効したと認めること」と文書には書かれてある。
この法令は2016年11月30日の署名日から発効する。
コンセプトでは、ロシアは段階的な核戦力削減についての今後の話し合いの準備があると強調されている。また、ロシア政府は宇宙での軍拡競争防止に関する合意に賛成だ。
文書ではNATOや米国との関係にも個別に注意が割かれている。ロシアはNATOの拡大、ロシア国境への接近、NATOの軍事活動拡大に否定的に接している。
さらに、ロシア政府はシリアの正常化、国の統一、独立、領土保全に賛成だ。テロとの戦いに関しては、広い国際連合の創設が重要な方向性になる必要がある。
コンセプトにはまた、ロシアは南極でのプレゼンスを拡大していき、朝鮮半島での緊張緩和を達成していくと示されている。